お薬Q＆A「ジェネリック医薬品とは？」

ジェネリック医薬品とは？

最初に開発された医薬品を先発医薬品といい、先発医薬品と同一の成分で効能・効果、用法・用量が原則的に同一で、同等の効果が得られるのがジェネリック医薬品です。先発医薬品の特許が切れた後に他の製薬会社が開発・製造・販売しています。先発医薬品と比較して開発コストや研究時間が少ないので、同一の成分でも薬の値段が先発医薬品より安く設定されています。ただし、先発品医薬品をジェネリック医薬品に変更しても、薬の種類によっては実際に窓口で支払う金額にほとんど差が無い品目があります。また、先発医薬品の中で特許の切れていない新薬など、ジェネリック医薬品が存在しない品目もあります。

ジェネリック医薬品と先発医薬品との違いは？
主成分は同一ですが、添加物や大きさ、色、味などが異なる場合があります。添加物の違いによりアレルギー症状を起こす場合があります。

ジェネリック医薬品の効果は？
お薬を服用してからの血液濃度の推移を調べる試験（生物学的同等性試験）で先発医薬品と同等であると確認されているものが発売されるので、ジェネリック医薬品と先発品医薬品は同等であり、効果が同一であると認められています。

どうしたらジェネリック医薬品を処方してもらえるの？
まずはかかった医師に相談してみましょう。処方箋のジェネリック医薬品への変更不可の欄に処方医のサインがあるかどうか確認してください。サインが無ければ、調剤薬局で調剤してもらう際に薬剤師と相談してジェネリック医薬品を選ぶことができます。
ジェネリック医薬品について、分からないことや変更後の体調変化などがあればすぐに医師や薬剤師に相談してください。